裏通りのほそみちから、表参道にでた瞬間、亡くなったお友達のシルエットがこっちきた。キャップを後ろ向きにかぶって、サングラスしてる人。でもよく見たら髪型も顔もぜんっぜんちゃうかった。「あ、おお、おー」て普通に挨拶しそうになった、0,5秒くらい、反射的に、お友達が死んでいること忘れて、いつもの、感じで、一瞬よかった。もう、ぼくは、誰かに「あ、おお、おー」て普通に挨拶することなんて、ないんかもしれないな。去年の秋にできた『人間の新しい友達(魔法使いの話ができる)』のひとは、まだ、だって、仕事の知り合いの知り合いやから「おはようございます」って、礼するんやもん。いつか、「あ、おお、おー」て、いえるように、なるんやろか。。。。