★植木屋さん来た見た

目が覚めたら、職人さんたちの掛け声が。

カーテン開けたら、おかんの指揮で
キウイの棚が立て直されているようじゃった。
 
おとんが昔作った棚は、巨大化したキウイの枝とツルに持ち上げられて、
木に残骸が引っかかるようになっておったから。
 
ぼくはほんまは、植木屋さんのそばに行きたかったけれど。
なんでか我が家は、お客さんがいる時、子供は自分の部屋に居るシステムなんじゃった。

じゃから、部屋の窓からそうっと見学したけれど。
あまり見えなかったよ。
 
家の中の 言われていた仕事をして、
夕方になったら、もう植木屋さんたちおらんかった。
庭には立派なピカピカの棚が出来ておった。
 
ぼくは、おかんに
「これなら50年はもつね」
てゆおうとしました
でも
50年後、だれが生きているか解らないので
「これならずっと大丈夫だね」といいました。