★楽しいことは、分かち合うといい事の意味。o(・Ω・

今日、さっそく新しい施設のおかんを見てきた。

おかんが、見当たらなくて。
みんなで探しに行ってる間、ぼくはおかんのベッドで待っていました。
 
そしたら、リハビリの先生が、来て。
「お母様は、書道もされてたんですよね?今日さっそく書道をして、お母様があなたに手紙を書いてましたよ」と、
ぼくに、墨文字でかかれた手紙をくれました。
 
そこには、春が来ていることが書いてあって。
去年いっしょにみた、桜の場所や風景のことが詳しく書いてありました。
最後の一文に、「また一緒にみようね、予定たててね、約束。」
て書いてありました。
 
おかんが、自発的にこんなにたくさんの記憶を思い出すなんて、いい傾向です。
まえ、ぼくが病院で「桜見たの覚えてる?」て聞いた時、顔がぱあって明るくなったから、本当に覚えてるとおもったけれど、、おかんは、覚えてないこと、人に言われておもいだしたふりすることもあるから、実際不安じゃった。
 

去年の、桜の日記にぼくは

「今日の、この風景は、一生わすれません。」て書いたけれど、
おかんもきっと、その日「一生わすれない」て思ったのかもしれないとおもって。
ぼくは嬉しかったです。
ぼくの大事な記憶を、おかんも大事に残しておいてくれてとっても嬉しいです。
 

ひとがしぬと、こういう大事な記憶を当事者同士、分かち合うことはできなくなってしまいます。

ぼくは、、、お友達が死んでから、ずっと、、お友達との大事な体験、大事な記憶をだれもわかってくれない日々がずっとずっと続いていたので、ぼくは一人でお友達との記憶をたくさん抱えている事がつらかったです。
 
だから、今日、おかんが生きてて、おかんの心も生きてて、再びこうして、大事な美しい記憶をわかちあえて、ぼくはとてもうれしいです。なみだでるほど、うれしいです。
 

人の心は、記憶が作っているって、なんかの本に書いてあって。

だから、ぼくは、おかんの記憶をたくさん呼び戻して、たくさんおかんの心に触れたいです。
 

おかんは、トイレで、尻もち付いていたところを発見されました。

怪我がなくてよかったです。
 
2008-04-05
http://d.hatena.ne.jp/nakiboku/20080405