★おかんのリハビリを見学させてもらったよo(・Ω・*

うまくかけないけれど、ここ数日いろいろ学んだよ。
 

この日記に、17日に病院の、ぐちを長く書いてしまって。

 それで、メールやコメントなどでいろいろアドバイスもいただいて、冷静になったり元気になりました。
ありがとうございます。あと心配かけてすみませんでした。
 

せや、でな、ちょうどNHKの番組で『プロフェッショナル』〜介護のプロ〜というのもみた。

 NHKのホームページにもまとめが少しかいてあるけれど、、、

http://www.nhk.or.jp/professional/backnumber/081118/index.html

「心に向き合うのが仕事」やて。その番組を見て、ぼくは泣いてしまったよ。o(・Ω・。
テレビでは、新人の介護士が慌ただしく必死に働いていた。
じゃけど、本当に大事なのは、目の前の仕事をするとかやなくて、成果を残すとかやなくて、、、それらは2の次で、本当に大事なのは、患者さんのぼんやりした脳でも感じている、不安や安心や、家族を思う気持ちなんやて。
 
ぼくは、おかんが早く歩けて、早くよくなって、ほっとくとダメになってしまうんやないかと、焦り過ぎていたと思います。
間違った記憶を訂正するのは、いいことなんやけど、間違った行動もたくさん必死に訂正していました。
でも、間違った行動をするには、それなりの意味や、おかんの不安や焦りも含まれていると思いました。
おかんをせかす事も良くないと知っていたけれど、あせって力んで、結果、せかすようなことをしていたように思います。
ただ、そうすると、おかんが、変なことする確率が減って、回復してるように見えるから、ぼくは安心なんやけど。
最近はそうして、結果や成果を出して、自分が安心するために、励ましていたように思います。
 

それで、今日おかんが、脳トレするリハビリを見学した。

結果は日々良くなっているそうで、ぼくも安心した。
パズルなどの知能テストは年齢に見合った点数を出していて、でも、時間が平均の2倍かかっているそうです。
ぼくが短時間のお見舞いで、限られた時間であれこれ正しい行動を一緒にしようとするのがそもそも、本当は出来るおかんを焦らせて、自信もうばっていたかもしれなくて、良くなかったと思いました。
 
それで、リハビリではクイズのようなものをやっていて、先生は口頭でクイズをだすとおかんは、どんどん答えます。
そのとき、おかんは、テーブルのカレンダーのイラストをめくりながら答えていた。
ぼくだったら、よいテストの結果を残したいから、「カレンダーなんて見てたらあかんよ」て、注意したはずです。でも先生は、おかんが、カレンダーを見る行為を自然の事として全く問題なく受け入れながら、ゆっくりテストを進めていきました。
 
おかんが気に入っているカレンダーをとりあげたら、おかんはつまらないだろうし。
学校のテストやないんやから、そんなに集中してがんばらなくてもええらしい。たしかにだよ。
ここで、いい点数を必死に取っても、生活がままならなければそれまでだよ。
好きなものに手を伸ばして答えるおかんが、普通のおかんだから、それを含めて自然なおかんだよ。
ぼくは、正解か、不正解か。出来る出来ないにとらわれ過ぎていたよ。
 
じゃから、今日は、車椅子をおすのもゆっくりにした。
おかんが電話するときも、ぼくもいっしょに座って、口出ししないで、もどかしいおかんの行動をぼうっと、眺めて、一緒に悩んでみたよ。
おかんと一緒に考えて、過ごした。
 

ぼくは、おかんが狂ってしまったり、記憶が変になってしまうのがこわかったです。

じゃけど、NHKの番組で、どんな脳の障害の人でも、認知症の人でも、心の奥底にはいちばん大事な、家族を想う心や、その人らしい生き方の世界のエッセンスなどは潜んでいて、ずっと消えないものやって、判ったし、そういう事をいちばん尊重することが大事って判った。
だから、ぼくは、ありのままのおかんをもっと理解しようと思いました。