★記憶と、にんげんと、じんせいと、バカなおともだちと。

で、昨日、一日おかんのお見舞いして、虹を見た後な

4-5時間かけて、山奥の病院から新宿もどってきた。
クタクタじゃったけれど、すこしホッとして。
ちょうど、おかんが寝る時間やったので「無事新宿つきました」て電話しようと思って。
したら、おかんが電話にでて。
 
「なきぼくだけど、いま、新宿ついた」てゆったら、おかんは
「あら。今日はなにしてたの〜?」て、ぼくとの、ついさっきの一日が消えておった。
 
ざーーーーーーん!

しょうじき、朝5時起きとかで、おとんのお墓参りしたり、病院であんなに一日お話して。

一緒におやつ食べたり、相談員さんと面談したり、病院内くるまいすで散歩したり、いろいろあった長い一日が、吊り橋走って渡った今日の一日が、、、、
おかんのその一言で、もうこの世から消えてしまった感じで、しょっくで、目の前がまっくらになるて、こういうことやな。
じゃって、その一言で、あの、あの、おおきな新宿駅が全部停電になったかのような、感じやったもの。
おそろしかった。
 
じゃけど、一応おかんに、今日なにがあってなんで電話しているか細かく説明したら、今日ぼくといっしょだったことうっすら思い出してくれたようだし、、、もう眠りかけてたから、寝ぼけてたんじゃろうけど。分かっているけれど、電話での最初の一言がとにかくショックでな・・・。
 

このまま自分のマンション戻ったら、落ち込んで暗いことばかり考えてしまうと思って、ひとりカラオケ行った。


1時間半、もりもり歌って、暗い気持ち消えていた。
でも、カラオケ屋を出たら、やっぱり、ショックな気持ちが盛り返してきてな。
 

この今日の、消えそうな一日を、誰かに伝えないと、ぼくの今日の人生が、半透明になってて、悲しいと思って。

 
おともだち(少し後輩)のうちに、おしかけて、今日ぼくの過ごした時間を、聞いてもらいました。
そうしたら、ぼくが今日ちゃんと生きていた気分がして、安心した。
 
そのおともだちは、そんなに親しくないし、羞恥心よりもすごいバカじゃけど、動物的なんか、ぼくのこの消えそうな気持を、しっかりきいてくれて、、、難しいことも上手い励ましもないけれど、とにかくしっかり聞いてくれて、ぼくが帰る時一緒にコンビニまでさりげなく本能で送ってくれて、ぼくはなんじゃか尊敬しました。

バイバイするとき、バカが道のむこうで「あーざした!」てゆったので、ぼくは「こちらこそありがとな!」て、大きな声で、心底いった。