★突然のおはなたち o(・Ω・*


ゴールデンウイーク、おかんのお見舞いいって、夜中実家にいった。

駅から5〜6分の住宅街じゃった。

よそのうち

いつも静かな道やけど、GWだからか、車がいっぱい止まってる家もあって。
賑やかに家族親戚が集まっている声がきこえてきて。
1F2Fの、あちこちのへやの、明るい窓から、明るい照明と天井がみえて。
 
ぼくは、きゅうに、自分の立っている道路が、暗く、見えて。
きゅうに、心細くなって。
ぼくのまわりにも、まぶしい、窓のような、何かがほしいって思って。
マッチ売りの少女の気持ちになって。
マッチがあれば、すって、ぼくのまわりにも、まぶしい暖かい、何かが・・・て、思いました。
 

みぼうじんのうち

静かな家もおおかったけれど、ぼくがその道を通る時、きになる家があります。
おとんの葬式おわったよる、おかんに言われておつかいで、お花をくばりにいった、ひとり暮らしの未亡人の家です。
いつも静かじゃけど。冬でもずっと門の前の、お花のプランターや鉢植えが見事です。
 
実家に向かって一人とぼとぼあるくとき、ぼくは、その家のお花にいやされています。
くらくて、寒い門の前で、しっかり咲いているからです。
 

ぼくのじっか

去年くらいまで、ぼくは、お花にはあまりきょうみありませんでした。
 
でも、無人になった実家の庭で、予想外に次々あちこち、おとんか、おかんが植えた植物が花咲くので。
ぼくはお花がわりと好きになってきました。

ひと冬あけて、昼間庭をみると、あちこちに、いろんな花が突然さいています。
1〜2週間ぶりに見たりするので、突然咲いていて、おののきます。
 
チューリップ、すいせん、すずらんクレマチス、ぼけの花、もも、つつじ、紫の小さい花、淡い紫の花、菖蒲ぽい花、しばざくら、多肉植物の花、べにしたんの盆栽のはな、あと、なんか、いま、メロンサイズの巨大な花さいてる。
 

おはなと、いのち

病院に長く足を運んでいると、やっぱ、お見舞いの花の、みずみずしいいのちが、いとおしくかんじます。
最初におかんが運ばれた大病院には、玄関に花屋さんのテナントが入っていてな、今思えば、うまいこと考えたなと、思います。
あと、おそうしきで、棺桶に、たくさん花を、みっしり詰める気持ちが、、そうゆう、花と人との本能が、いまはよくわかるきがします。
未亡人のうちのプランターが、どの店先のお花より完璧に咲いている理由も、わかるきがします。
 
おとんと、おかんが、育てた庭で、突然のいろんなお花をみて、くさむしりしたゴールデンウイークじゃった。
来週、法事で、おかんが一時帰宅するので、お庭みて、お花がいっぱいで、安心できるといいなとおもいます。