★ちょ、、、施設のおまつり、いってきた 1 

福祉施設の納涼まつりじゃった。o(・Ω・*

おかんは、予定では「かき氷」や、「焼きそば」食べられるって言ってたし、、、
手作りのカラフルな、1メートルくらいの棒の付いた「おみこしの工作」もあったから
けっこう、普通のキラキラと活気ある手作り感覚の学園祭のようなのを想像していたけれど、
大間違いやったよ。o(・Ω・;
 

冷静に考えてみたらな、、、、

自分で動けない人や、歩けない人や、何が起きてるか分からない人が9割やんか。
9割が動けない祭りって事で、、、まず、シュールやろ。
 

1Fロビーに全フロアが集合し、200人が着席するだけで30分。

 
そこに、マツリバヤシ的なCDが流れてて。
スタッフが「それでは、おまつりを、はじめまあああす」て拍手して。
 
なんか、また30分くらいしたら、動きがあって。
「水風船すくい」で、ビニールプールが4か所運ばれてきて。
 
ぼくはイベントの仕事もするので、みてて、段取りのなさに、唖然としたけれど、
ここでは、段取りなんて、無価値じゃった。
じゃって、ほとんどの人は動けないわけで。
慌てたら、けがで死ぬかもしれないような危険な人もいっぱいおるし。
普通に1割くらいは眠ってしまうし。
 

ぼくは、こんな集団のイベントを、人生の中で、みたことなくて。

 
水風船すくいも、知的レベルがさまざまやのでルールもそれぞれで。
ぼくも手伝ったよ。じゃって、油断してると死人がでてしまいそうで!
最低限のルールは、
「車椅子から前のめりで、ぶにゃぶにゃのプールに手をついて、ジャボンって自分が落ちないこと」。
じゃから、落ちそうな人みつけては、ぼくは、子猫をつまむように、背中をむんずと引っ張って。
 
おかんは、風船すくいのすぐ近くで、意識もしっかりしてるので、いつの間にかスタッフ側になって、コヨリを作って針金に通して、仕掛けを作りまくってた。
でも、自分では、手づかみで風船とってぼくにくれた。
なんやねん。むひゃひゃ
 
自分で風船とれない状態の人もたくさんいて。スタッフが水風船を釣って見せてあげた。
だんだん最後は面倒になって、ふつうーに配ってた。皆それをテーブルに並べてぼうっと楽しそうにしてる。
 

ぼくが、水風船をバンバンバンバン!すると、それが感染してみな、バンバンしたがった。

実際は、皆、力がないので、ほわんほわんさせてた。
こ、、、、これは、ようちえんじの、イベントより、スリリングやぞ!てわくわくしてきた。
どさくさにまぎれて、お家が恋しくなって、施設を脱走してしまう人もいるので
施設内の全ての自動ドアは、電源きってあって。
 
とにかく、皆一斉に動くと大変やので、、、ものすごく、ちびちび進むイベントなのじゃった。
風船が全員にいきわたるまで2時間じゃった。
で、次のイベント「かき氷」までまた30分自由。
(楽しいおしゃべりや、お友達探し、トイレなど)

おかんの友達をいろいろ紹介してもらって、その家族ともトークした。

おとなの世間話とか。名前を聞いたり。写真撮りっこしたり。
なんか、仕事の人やないせいか、緊張しなかった。
たぶん、子育てしてるままさん同士ぽい感じでな。。。奥様トーク的なことした。
 
のんびりしてると、気づけば、天井や壁には、朝顔のオブジェや、お花、ちょうちん、ペットボトルで作った提灯ぽい飾りなど、もりだくさんで。みな、この日のために準備して、工作がんばったんだなあとおもって。
 
ただ、幼稚園ではないので、工作のセンスが風流で渋いのじゃった。

おかんに「あのおじさん、背が高くてみんなに手を振って、人気ありそうだよね、なかよしなの?どんな人?」ってきくと、
おかんは、「あの人は、部屋で立ちションする人」とか、人柄の表現がだいたい『インパクトある奇行』やので、おののいた。

じゃが、寝てる人以外は、みなニコニコしていて、いい感じなのじゃった。
 
 つづく。。。たぶん