★おかん、次の施設、ほぼきまった。

おかんが、福祉施設から出て行く人のリストのトップなってる。

知能テストも、春は40点じゃったのが、今は90点以上くらいになってた。
じゃから、次は障害はないけれど自立不可能な人が暮らす、共同生活の施設に行くことになるん。

先日、とりあえず、おねんが帰国したときに、ぼくとおねんで、あちこち見学して、一番いいところに入居申請しておいた。
そしたら、一昨日、一番いい場所が偶然、一人空いたから、すぐ入れるようなん。
おかん、面接も合格したらしくて。
 
でも、ぼくや、おねんの希望では、まだ歩行カートを押して歩けるようになったばかりで、もう少し杖の訓練などしてから、移動できたらいいのにな、て事。
リハビリや筋トレをやめて、能力が落ちる人も多いらしいし。
いきなり歩きまわって慣れない杖でころんだりしないか、心配です。
 
ただ、共同生活の施設も、順番待ちがいろいろあったり、タイミングによってはすぐ入れたり、何年も待つことになる。
今回を逃すと、行き場がなくて、そのうち変な施設に移動になってしまうかもしれない。
 
クオリティも、いろいろでな。実は実家の徒歩3分のところに、『少子化保育所が経営できないから、福祉施設に変更した』的な、まだ理念もないところもあったりした。でも、そういうところは、社員教育やスタッフの指導も、仕事への意欲もしっかりしてない。だから、そういうところに、おかんを住まわせるのは絶対だめや。
 

そんなこんなで、急やけど、引っ越すことになるん。

実家から、一番近くではないけれど、歴史あるいい施設じゃから、そこに合格できたので、あと1ヶ月くらいでいろいろ複雑な検査や手続きして、ひっこしになるとおもいます。
 
おねんは、「移動する事は決定にして、引越しの日を延ばせるだけ延ばして、ぎりぎりまでリハビリさせなさい」ゆうてたので、、なんか、どうなるか、どこまでできるか、おら、わからんけれど、がんばります。o(・Ω・
 
おかんは面接で「今の施設のお友達とわかれるのがつらい、いきたくない。ここは何でもやってくれるし・・・」て、だだこねたそうです。
面接の前日に、ぼくは、そういう事言ったらだめじゃよて、『受け答えの練習』したのに、おかんは自由すぎます。
記憶に障害のある人はあまり、人の悪口いったり、世間体きにしたり、根に持ったり、生活のいざこざもないので、普通にご近所づきあいするより、居心地がよいらしいです。
知能も回復して会話も楽しいことばかりで、スタッフにもモテてるらしくてな、じゃっかん調子にのっておる。 
 
今の施設に来る前は、記憶が変やったので、それまでの友達は全部わすれてしまったけれど、今回は知能が回復したから、ずっと覚えていると思います。
そして、また、地元の人が面会しやすくなったりで、人づきあいも始まる。
つらいことも面倒なことも覚え続けます。
社会で生きていく訓練をはじめます。
 

なんじゃかぼくは、卒園式とか、おじゅけんとか、そんな気分で、おかんをみてます。